智里西観光組合青年部の渋谷潤一郎さんは、食事処・釣り堀青木屋の店主です。園原地区の食事や名産品について話を聞ききました。
園原インター開通が転機に
園原地区は、中央自動車道の園原インターを起点にして、花桃の里がある月川温泉エリアと史跡が多い信濃比叡エリアに分けられます。園原インターが開通したのは1992年です。ちょうど全国的な温泉ブームと重なりました。ヘブンそのはらスキー場ができたのも、ちょうどその頃。園原インターの開設でたくさんの観光客が訪れるようになりました。
魅力的な2つのエリア
月川温泉エリアは本谷川に沿って集落が広がっています。キャンプ場やグランピング施設、釣り堀やつかみ取り体験など体験型の店が多い印象です。
神坂神社、信濃比叡エリアには、史跡や自然を訪ねて来る方が多いですね。食事処は、門前屋と東山道があり、どちらも五平餅やそばといった地元の味を提供しています。園原の五平餅はどこも「わらじ型」。青木屋の五平餅も同様ですが、くるみや山椒のみそはお店ごとに手造りなので、自慢の味を食べ比べるのもおもしろいです。
地域の名産、ミョウガと蜂屋柿
この地域の特産品といえば「ミョウガ」。うちの店でも9月上旬には1週間ほど休業して家族も従業員も全員でミョウガを収穫、店で漬物にする分を除いて出荷しています。また、市田柿よりも糖度の高い「本谷蜂屋柿」という柿も有名です。市田柿より一回り大きな柿で、11月頃には地区内のあちこちで柿すだれを見ることができます。
いわな、あまご、にじますなど、釣った魚を自分で焼いて味わえる体験型の食事が人気の「青木屋」。屋外には炭火で焼く囲炉裏の設備もあり、夏休みや連休には家族連れでにぎわっています。
- お食事処・釣り堀 青木屋
- 阿智村智里4224-1
TEL. 0265-44-2208
営業時間/9時~15時(L.O) 定休日/火曜日、冬季は休業