INTERVIEW

寒暖差を活かして
美味しい果物を

原 一浩さん

私は父親から農地を引き継いで果樹栽培を始めて3年目です。遊休農地を借りるなどして耕作面積を少しずつ増やし、桃、梨、ぶどう、りんごを育てています。

南信州はどこも寒暖差が大きく美味しい果物が育ちます。もちろん伍和も同じです。とくにリンゴは寒暖差が大きくてより身がしまっている印象。「シャキッ」「パリッ」という言葉が似合うイメージですね。実際に食べてもらえば、すぐに感じてもらえると思います。

最近の気候変動で、夏の病害虫がひどいですね。今年の夏はカメムシが大量発生して、りんごや梨を育てるのに苦労しました。また、秋が来ても温度が下がらないとリンゴや柿が色づかずに気を揉みました。色づいた時には果肉が熟してやわらかくなっていたり。野菜や果物の栽培は、気候の影響を大きく受けるので、温暖化は悩みの1つとなっています。