浪合地区で生まれ育った泉さんと、都会から移住してきた苑香さんご夫妻。浪合地区での農村の暮らしについて話を聞きました。
土地それぞれの特徴を生かした農業を
若い頃は勤めながらの兼業農家で、本格的に始めたのは50歳を過ぎてからです。私もそうですが、この辺りには先祖代々の田畑を受け継いでいる方が多いですね。同じ浪合地区でも標高、水質や量、日の当たり方はそれぞれ異なります。種まきや収穫時期の目安は土地ごとに代々伝えられてきたもの。この土地に合った農業を続けています。
動物との暮らしを実践
米作りでは、一部の田んぼで合鴨農法を実践しています。苗を植えた後に合鴨のひなを放つだけ。肥料も消毒も不要で、合鴨の力だけで稲を育てています。むかしは牛やヤギを飼っていました。動物との暮らしはいいものですね。合鴨もかわいいです。合鴨は成長すると体が大きくて稲の間を動き回れなくなるため、飼い主が食べるのが基本。農村の暮らしは、動物たちの力を借りながら成り立っていると感じます。
暮らしぶりを伝えていきたい
浪合地区の皆さんは本当に親切で、とても癒されました。そうして、この環境や暮らしぶりを残していきたい、都会の人に伝えていきたいと考えるようになりました。
野菜作りにやりがい
今は主に野菜作りを担当して、トマト、ナス、ピーマンといった夏野菜やキャベツ白菜などの葉もの、イモ類など、季節の野菜を組み合わせた「おまかせ野菜セット」を販売しています。
ホームページやインスタグラムからのネット注文が中心ですね。ていねいに育てた野菜を喜んでもらえるとやりがいを感じます。お客さまからの感想は励みになりますね。
季節を楽しむ日々
ここには採れたての野菜を漬物にしたり、山で山菜やきのこを採ったり、自然と寄り添う暮らしがあります。地元の皆さんにとっては当たり前かもしれませんが、移住してきた私には何もかもが新鮮で…。そして、都会の方にも知ってもらいたいと、体験農業を始めました。まだまだ地域の方に教わることが多いですが、私自身も楽しみながら長く続けていきたいです。
丸柏農園の農業体験では、田植えや稲刈り、野菜の収穫など、季節ごとにさまざまな体験ができます。今後は、火を起こして羽釜でご飯を炊く体験など、食の体験にも力を入れていきたいそうです。
- 丸柏農園
- 阿智村浪合1105‐4
インスタグラム:@marukashi_nouen
ホームページ:https://marukashi-nouen.jp/