INTERVIEW

人々の暮らしを感じる
宿場町・駒場

阿智村全損博物館協会 代表理事

林 茂伸さん

阿智村駒場エリアは、ふるくから街道沿いに発展してきました。宿場町としての駒場地区について、一般社団法人阿智村全村博物館協会代表理事の林茂伸さんに話を聞きました。

駒場は「道」によって発展

駒場は、ふるくは1300年前の古代東山道が通っていました。江戸時代には中馬街道沿いの宿場町として発展し、三河方面、下條方面、清内路方面など、各街道に分岐する要所でもありました。明治時代になると新しい道が整備されて商業の街となり、大変にぎわいました。昭和45年に国道153号線が、昭和50年に中央自動車道がそれぞれ開通しています。

「駒場で揃わぬものはない」と言われた商業地

駒場地区は、江戸時代までは旅人が多く訪れる宿場町でしたが、明治時代以降は地元の方が多く訪れる商業地として発展しました。養蚕景気で潤っていた昭和初期には「駒場で揃わぬものはない」と言われたほどです。約300メートルの街並みに商店がぎっしり並び、当時は珍しい木造3階建ての料理店や劇場、銀行などが軒をそろえていました。

むかしながらの街並み保存に向けて

私たち阿智村全村博物館協会では、駒場のむかしながらの街並みを保存しようと活動しています。上町【かみちょう】に建つ「古民家つぼや」を拠点に、「あちこち散歩」という街歩きを企画。「こまんば街歩きコース」では、古代東山道から中央自動車道までそれぞれの時代ごとに道が開通することで変化した駒場の街を、実際に歩きながらご案内しています。活動拠点の「つぼや」は、昭和5年に建てられた大正時代の趣を感じる、元呉服問屋だった建物で、館内はいつでも見学いただけます。

阿智村全体を屋根のない博物館と見立てて、地域資源を見つけ、守り、活用しようという取り組みをしている阿智村全村博物館協会。「こまんば街歩きコース」では普段は見ることのできない昭和初期の銭湯「玉の湯」も見学できます。

一般社団法人阿智村全村博物館協会
阿智村駒場1151(古民家つぼや)
TEL:0265-48-0556
受け付け 8時30分~17時